瑞穂の初期研修体験記

私は神奈川県出身で都内の大学を卒業後、青森県立中央病院で2年間初期研修を行いました。何で青森に来たの?とよく聞かれましたが、もともと地方の基幹病院で脳外科の手術件数が多いところで研修したいと思っており、インターネットで当科のホームページを見たのがきっかけです。実際に青森に来てみて、アクティビティーの高さと雰囲気の良さに魅かれて、ここで研修することを決めました。自分と同じように脳外科志望で初期研修先を探している方々がこれを読んで県病に見学に来て下さると嬉しいです。

県病の初期研修は自由選択の期間が長いのが特徴で、私は1年目の4~7月、2年目の4~6月、9~3月の計14ヶ月を脳外科で研修させて頂きました。初期研修は色々な科を短期間ごとにローテーションするため、お客さん状態で終わってしまうことも多いと思います。県病脳外科の良いところは、初期研修医でも医局の一員のように扱ってくれたことです。医局内に私の机も用意して頂き、多くの時間を脳外科の先生方と過ごすことで、日常的に脳外科的な話題に触れることが出来ましたし、患者さんの治療方針に関しても指導医と十分なコミュニケーションを取ることが出来ました。

病棟業務は医師2‐3名で患者さん20名程度を担当するチーム制であり、チームの担当患者さん全員の診療や手術に携わりました。初期研修医の立場では自分一人で患者さんを担当することは出来ないと思いますが、チーム制によって多くの患者さんの診療に主体的に携わり、多くのことを学ぶことが出来ました。

14ヶ月も同じ科にいると任せて頂ける仕事が少しずつ増えてくるので、研修が進むにつれ、どんどん楽しくなってきました。最初は指導医に言われた仕事をこなすだけでしたが、後半になると救急の当番も任せて頂くようになり、指導医に相談しながらですが自分が主治医として初期対応から退院までを担当するようになりました。手術も慢性硬膜下血腫から始まり、脳室ドレナージ、VPシャント、頭蓋形成、開閉頭など、少しずつやらせて頂けることが増えてきました。

学会発表の機会が多いのも県病脳外科の特徴です。2年間で国内の学会の他、国際学会にも参加する機会に恵まれました。シンシナティの学会ではポスター発表、ソウルの学会ではoralで発表させて頂き、貴重な経験になりました。

また、「よく遊びよく学べ」が脳外科のモット―となっており、夏はキャンプ、冬はスキー旅行が医局恒例行事となっています。土日も休むときはしっかり休みを取れる体制になっており、青森の自然を満喫しながら楽しい時間を過ごすことができました。

県病脳外科での初期研修は本当に楽しく充実していました。将来脳外科を希望していて、市中病院で脳外科に重点を置いた初期研修をしたいと思っている方には、自信を持ってお薦めできる研修先です。是非一度青森に見学に来てみて下さい。
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