第29回白馬脳神経外科セミナーを終えて ―熱い応援をありがとうございました―

青森県立中央病院
副院長、脳神経センター長
西嶌美知春

『第29回白馬脳神経外科セミナー』(主題:樹氷の山で熱き思いを)を2013年 (平成25年) 2月28日 (木) ~3月2日 (土) の3日間、冬の青森県八甲田山麓にて開催させていただきました。東北大学脳神経外科同門会(実生会)、富山大学脳神経外科同門会(創志塾)ほか、多くの先輩、後輩、仲間達から熱い応援を賜り、セミナーは無事終了いたしました。また、青森県立中央病院脳神経外科部長:佐々木達也先生、副部長:昆博之先生、斉藤敦志先生、後期及び前期研修医:針生新也先生、井上瑞穂先生に支えられて、会長職を全うすることができました。皆様には心から感謝申し上げます。   セミナー開催期間中の2月半ばから3月初めにかけて、青森は大寒波の襲来、記録的豪雪にみまわれました。八甲田山酸ヶ湯温泉の積雪は気象台始まって以来の5m70cmを記録しました。その模様が連日テレビ放映され、「酸ヶ湯」の名前は一躍全国区になりました。しかし、セミナー本番中は奇跡的な晴れ間に恵まれました。参加された皆さまには、厳寒の八甲田山で素晴らしい快晴と猛吹雪(風雪流れ旅)の両者を堪能していただきました。 1985年故杉田虔一郎先生、高久晃先生、角家暁先生が信州栂池で始められた本セミナーは今回で29回目を迎えることになりました。八甲田山麓での開催は、1993年田中輝彦先生(第9回)、2002年堀智勝先生(第18回)に続き3回目です。 会場の八甲田ホテルは、十和田八幡平国立公園内の北部、酸ヶ湯温泉近隣に位置し、青森が誇る高級リゾートホテルです。そこで、まず、事務局長の佐々木達也先生に価格交渉をして貰うことから準備に入りました。以前から親しかった清水支配人は「先生のお気持ちは良く分かりました。ホテルは丸ごと先生に預けます。全国からお集まりいただく皆様に、私たちも出血大サービスでお迎えします」と全面的な協力を約束してくれました。以後、佐々木達也先生は超多忙な日常診療の中、1年かけて準備に奔走してくれました。 このセミナーの特徴は『通常の学会と異なり、仲間が集いざっくばらんに何でも本音で言い合う』ことにあります。出身大学、学閥、年齢を乗り越えた厳しくも楽しい修練の場であります。今年も、参加者総勢150名の脳神経外科とスキーをこよなく愛する仲間達が熱い思いを語り明かしました。多くの脳神経外科エクスパートの先生方が質問やコメントに立ち、若者達を叱咤激励しました。彼らは必死になって、火の粉を払ったり、居直ったり勉強をしていました。学術セミナーは勿論、wine他酒をかたむけながら行われました。 本セミナーの構成、進行を、初日はスキー→学術会議→welcome party→学術会議(endless)、2日目はスキー大会(ナスターレース、山岳スキー)→ホタテ貝焼き、酒祭り→学術会議→farewell party→2次会(endless)としました。 ナスターレースでは工藤昌巳氏(全日本スキー連盟の大御所)が無料でコース設定して下さり、富山大学の永井正一先生が前走を務めてくれました。レースには約30名の参加があり、男女別、年齢別での戦いとしました。記録写真をみると、どの人も子供に戻って楽しんでいる様子が分かります。残念ながら、山岳スキーツアーは強風のため中止になりました。しかし、午後からはゴンドラの運航が開始され、3km、5kmのツアーを多くの人々が楽しみました。 最後に、中心になってこのセミナーを作り上げてくれた佐々木達也先生、スキー関連と学術会議両方の準備、実行をしてくれた昆博之先生、斉藤敦志先生、当日の受付業務、ゼッケン配り、カメラ係、観光案内人、ホタテ会焼き作りなど一生懸命に働いてくれた針生新也先生、井上瑞穂先生たち青森県立中央病院脳神経外科のスタッフ、留守番診療を3日間ぶっ通しで務めてくれた西村真実先生(実生会、総合南東北病院)、高沢弘樹先生(創志塾、厚生連高岡病院)にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

雪と「つらら」に埋まるホテル城ヶ倉。 セミナー開催前後、青森には大寒波の襲来があり、記録的豪雪にみまわれました。八甲田山酸ヶ湯の積雪は気象台始まって以来の5m70cmを記録しました。

雪と「つらら」に埋まるホテル城ヶ倉。
セミナー開催前後、青森には大寒波の襲来があり、記録的豪雪にみまわれました。八甲田山酸ヶ湯の積雪は気象台始まって以来の5m70cmを記録しました。

冬の八甲田山晴天の眺望。セミナー初日の2月28日(木)、3月1日(金)は奇跡的に晴れました。

冬の八甲田山晴天の眺望。セミナー初日の2月28日(木)、3月1日(金)は奇跡的に晴れました。

セミナー当日の朝、八甲田ホテル玄関。佐々木達也先生の寒そうな顔。「西嶌先生、漸くここまできましたね―! 天気はもちますかね―? 」、「大丈夫だろう! 心配するな!」

セミナー当日の朝、八甲田ホテル玄関。佐々木達也先生の寒そうな顔。「西嶌先生、漸くここまできましたね―! 天気はもちますかね―? 」、「大丈夫だろう! 心配するな!」

ホタテ貝焼きコーナー。3月1日、ナスターレース終了後、八甲田ホテル玄関前で行いました。大盛況でした。田酒6本とホタテ400枚が、速やかに無くなりました。一人で10枚食べた人もいました。

ホタテ貝焼きコーナー。3月1日、ナスターレース終了後、八甲田ホテル玄関前で行いました。大盛況でした。田酒6本とホタテ400枚が、速やかに無くなりました。一人で10枚食べた人もいました。

レースには47名の参加があり、完走者30名、途中棄権1名、レース参加を諦めた人16名でした。男女別、年齢別での戦いとしました。記録写真をみると、どの人も緊張し、そして子供に帰って楽しんでいる様子が分かります。

レースには47名の参加があり、完走者30名、途中棄権1名、レース参加を諦めた人16名でした。男女別、年齢別での戦いとしました。記録写真をみると、どの人も緊張し、そして子供に帰って楽しんでいる様子が分かります。